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観客者数比較(3月-4月) [スポーツビジネス]

  
緑=他県開催、青=土曜日開催、赤=日曜日開催、楽天カラー=平日開催

東北楽天イーグルスの2005年と2006年の3月、4月の観客者数を比較する。なお、2005年に関しては、4月の月末の西武戦はGWに入っているために除く。平均観客者数は、2005年12,218人、2006年11,766人である。昨年の方がやや平均観客数が多くなっているが、これは単に合計観客者数より比較したものであり、その他の他県開催や天候、土曜・日曜の有無などは考慮されていない数字である。
このグラフからも2005年、2006年ともに土曜・日曜の開催に関しては平日開催より観客者数が多いのが分かる。土曜・日曜に関しては、同じように平均して約14,000人の観客者数がある。そこで2005年と2006年において、開幕戦、他県開催を除いた平日開催に関して平均観客数を比較してみると、2005年9,556人、2006年10,586人と約500人の平均観客数を増加させている。開幕当初の天候の悪化にもかかわらず平日の平均観客数を伸ばしているのは、球場施設の大幅な改築なども寄与していると思われるが、大幅な負けにも観客数を伸ばしているのは着実にチームが地域に浸透してきているとも言えるのではないか。年間観客数100万人を達成するには約15,000人の平均観客者数が必要であり、特に平日の観客者数の伸びは重要であることから、この傾向は歓迎すべき数字である。しかし、今後はチーム力の強化が最優先課題である。『メジャーリーグビジネスの世界』の中でシンシナティ・レッズのマイケル・バサーロ広報が述べているように、新球場の開場当初は大きな経済効果をもたらしたが、チームの低迷が続くと結局はファンは球場から遠のく。観客動員にはチームの勝敗が大きく影響している。東北楽天イーグルスも現在の状況を継続するとなるとファンの心は離れていくだろう。チーム力強化には時間がかかると思うが、今年、来年が大きな山場となる。
また、観戦する上で寒冷な東北のこの時期の開催を考えると大幅な日程の調整を図ることが必要である。単に東北楽天イーグルスのみではなく、パ・リーグとして開催日程をセ・リーグやメジャーのように4月初旬から開催にするのと、4月初旬は他チームの本拠地での開催を多くすることが望ましい。また、他県の開催についても、2005年の山形や2006年の盛岡のように4月に宮城県より寒冷な地域で開催は必要ないのではないだろうか。2005年には4月に福島、いわきで開催され大きな観客者数があったが、2006年は、7月に福島、いわき、8月に秋田、盛岡と観戦しやすい夏場に他県開催が多くあり、この開催で観客者数が平均15,000人程度あることを望みたい。

【2軍チーム】

2軍チームに関してはまだ試合数が少なく、2005年の情報も収集していなかったために比較することも出来ないが、この時期の山形県はまだまだ寒く観戦には適当でない中で、特に非常に天候が悪かったにもかかわらず開幕戦に2,000人弱の観客があったことはうれしいことである。今後1年間の推移を見ていきたい。


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