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フラワー長井線新駅「四季の郷(仮称)」 [フラワー長井線]

山形鉄道フラワー長井線に2007年9月、あやめ公園駅以来の新駅「四季の郷(仮称)」が誕生する。新駅は、山形県白鷹町の鮎貝まちづくり事業「四季の郷」の一環で、分譲地や文化交流センターに隣接する駅であり白鷹町が約2,000万円全額負担し建設する。新駅の設置は、フラワー長井線の活性化には利用利便性の向上からも一定の役割は果たすだろう。

だが、この新駅の建設の経緯としては、フラワー長井線の利用利便性の向上よりも「四季の郷」造成の一環で、分譲地の付加価値を上げるための新駅建設であると思う。新駅の後背圏人口の年齢階層分析、列車の駅停車による年間燃料費増加費用分析や、近隣の鮎貝駅に加えて設置する費用対効果(維持管理費等も含め)は検討されたのであろうか。フラワー長井線の永続的な運行を望むためには、大小にかかわりなく様々な視点から検討し事業展開しなければならない。今後、フラワー長井線利用の将来像としては、山形県立荒砥高校の統合や公立置賜病院駅の新設等を意識したものになると思うが、時間帯別乗降客や断面交通量などを分析しながら現在以上に戦略的な経営を行ってもらいたい。

また、フラワー長井線に直接関係はないが、文化交流センターは、日本経済新聞にも掲載されていたようにその建設費用を見ると大部分は地方への補助による建設であり、今後将来の維持管理費も含め財政上の負担になってくる。「暮らしを豊にする」という理由で赤字を正当化するのではなく、財政政策や魅力的なコンテンツによっていかに黒字にするのかが必要である。毎年赤字を計上するほど財政的な余裕はない。厳しいとは思うがネーミングライツの売却にもチャレンジしてみてはどうだろうか。

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