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日米首脳会談で贈呈のゴルフ用パター [企業・大学]

日本経済新聞に、「安倍晋三首相は22日の日米首脳会談で、山形市で製造したゴルフ用パターをオバマ米大統領に贈呈した。」との記事がありました。昨年、山形新聞に掲載されていた「山田パター工房」のパターでしょうかね。もう少しするともっと情報が出てきそうなので、大きく話題になりそうです。
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寒河江市 佐藤繊維のブランディング [企業・大学]

2月7日および14日のEテレ「仕事学のすすめ」に、『雪国で紡ぐファッションの夢』というテーマで寒河江市の佐藤繊維株式会社の佐藤正樹 代表取締役社長が登場した。
佐藤繊維は、オバマ大統領のミッシェル夫人が大統領就任式で着用したカーディガンで話題になったことを記憶していたが、その成り立ち等、詳しくは知らなかった。家業の繊維業に新たなイノベーションを起こし、極細の独自のモヘア糸(究極のモヘア糸)を生み出し、今は繊維会社というのを超え自社デザインのブランドまでつくる企業へと進展していた。
その道のりは、地方の中小企業には大変参考になる取り組みであった。特に、ブランディングでは、曾祖父の起業からのファミリー・ヒストリーによるストーリー性を中心にブランド構築を進めており、伝統がある企業等には自社の再ブランド化にも役立つと思われる。戦国時代、藩政の時代から都市の歴史が長い山形県内には、多くの伝統ある地場企業や古くからの商店も多く、佐藤繊維等の取り組みを参考に大きく飛躍する可能性をもっている。
また、番組では、モヘア糸を染めるのに苦労し、完成には近隣の山辺町の後藤染工の協力があったことが紹介されていた。この山形県内企業同士の協力は互いのシナジーにもつながり、他の企業でも様々考えられそうである。協力ではないが、佐藤繊維とでん六のコラボ商品などもあったようだ。このような県内企業での協力、コラボでイノベーション・経済活性化が起こることを期待したい。

今後、渋谷のお店(notre-escalier)などにも足を運んでみたいと思っています。

◆参考:ストーリーとしての競争戦略
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

  • 作者: 楠木 建
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2010/04/23
  • メディア: 単行本

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【日経新聞での紹介】有機エレ研究センター [企業・大学]

1月24日付「日本経済新聞」朝刊の「大学 知の明日を築く」で、山形大学の有機エレクトロニクス研究センターが紹介された。記事の中で、有機ELの第一人者で副センター長の城戸淳二教授の 「この建物があるのとないのとでは全然違う。同じ建物内に私のような材料系もいれば電気や電子、機械系の研究者もいる。日々顔を合わせて交流することで、新しい発想が生まれたり一緒にプロジェクトを立ち上げたりできる」とのコメントは、現在、どの研究の分野でも分野横断的な研究、分野融合研究が求められている中においてセンターが極めて充実した環境であることがわかる。

これまで、山形大学では、文部科学省、経済産業省、独立行政法人科学技術振興機構(JST)、山形県等の複数の外部資金・プログラムを効果的に獲得し、優秀な研究者の招聘、若手研究者の育成、そして研究拠点の整備と、有機エレクトロニクス研究の世界的な拠点となるべく戦略的に進めて来た。

今年4月には「有機エレクトロニクスイノベーションセンター」(INOEL)も開所される予定とのことで、山形県米沢市が世界の有機エレクトロニクス研究の一大拠点、イノベーションの発信地として形成されることを期待したい。城戸教授も「米沢を日本のシリコンバレーに」と、構想しているようだ。

城戸淳二『有機ELのすべて』
有機ELのすべて

有機ELのすべて

  • 作者: 城戸 淳二
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 単行本

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「安達峰一郎研究プロジェクト」の開始 [企業・大学]

山形大学が、常設国際司法裁判所(現国際司法裁判所(ICJ))の所長を務められた安達峰一郎博士の業績を研究する「安達峰一郎研究プロジェクト」を開始したというニュースが「山形新聞」にあった。山形が世界に誇る安達博士の業績を徹底的に調査研究し、ぜひ研究後のアウトリーチ活動まで積極的に進め広く世界へ発信して欲しい。安達博士の業績はもっともっと評価されてしかるべきと思う。私もそれほど詳しくないので、もっと本などを読んでみるつもり。

(参考)公益財団法人「安達峰一郎記念財団」

世界を股にかけた凄い日本人がいた! (KAWADE夢文庫)

世界を股にかけた凄い日本人がいた! (KAWADE夢文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2008/09/16
  • メディア: 文庫


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オリエンタルカーペットのじゅうたん [企業・大学]

現在建て替え中で、来春竣工予定の新しい歌舞伎座のメインロビーに、山辺町のオリエンタルカーペット株式会社のじゅうたんが敷かれると「日本経済新聞」に掲載されていた。本当に見事なじゅうたんですね。世界中から日本の歌舞伎を見に来た方が、歌舞伎座に入りまず最初に目にするのがこのじゅうたんです。その感想をそれぞれの国で伝え、必ずどこで製作したかとの話になるでしょう。間接的に山形県の企業から世界へ発信に!オリエンタルカーペットは直接海外に積極的に発信していますが、もっと小さな地方の企業によるグローバル化は、このような間接的な方法での発信が有効的なのかもしれません。

こういう山形の企業の活躍はいいですね。

◆(参考)オリエンタルカーペットの商品(季節的に初霜を選択してみました)

山形緞通 古毯テーブルセンター 初霜

山形緞通 古毯テーブルセンター 初霜

  • 出版社/メーカー: オリエンタルカーペット株式会社
  • メディア:


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山形大学の戦略的な競争的資金の獲得 [企業・大学]

平成24年度「博士課程教育リーディングプログラム」のオンリーワン型で、山形大学の「フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院」が採択された。近年、山形大学は有機材料(有機EL)研究の世界的な拠点となるべく、拠点形成から若手研究者育成、大学院生の養成等、文部科学省や経済産業省等の競争的資金を次々に獲得している。非常に戦略的で理想的な資金獲得であり、注目される。

近い将来、山形大学工学部・理工学研究科を中核として米沢市を中心とする地域が世界の有機材料の先端研究拠点として確立し、国際的に著名な研究者の頻繁な来訪、毎年の国際会議の開催、先端企業の創業・成長など、グローバルに注目されるような取り組みに期待したい。
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中国から山形へ生産拠点の移動 [企業・大学]

レノボ「シンクパッド」の生産拠点を中国から米沢工場に移すというニュースがあった。世界ブランドの生産移管は山形経済にはいいニュースだ。

読売新聞「「シンクパッド」生産の一部、中国から山形へ」

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山形大学東北創生研究所の開設 [企業・大学]

2012年の元旦、「山形新聞」に1月1日付けで山形大学が「東北創生研究所」を開設するという記事が掲載された。研究所では、「中長期的な視点から東日本大震災後の新たな東北のあり方について研究、提案する」とのことだ。
研究所には3部門を置き、それぞれにテーマを設定して大学内の若手・中堅の研究者から構成されるチームで研究を進める体制らしい。現代社会における課題の解決や未来を創造する研究を行う上では、様々な研究分野の研究者から成る文理融合の研究体制を構築し進めることが大切である。
この新たに設置した研究所も各学部・大学院から独立している総合研究所内に設けられており、今後の成果発信に期待したい。(掲載)山形新聞日本経済新聞
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山形大学総合研究所 [企業・大学]

山形大学は、2008年に配電盤メーカーの株式会社かわでん(南陽市)の旧中央研究所を取得・改装し、山形大学総合研究所を開設した。山形大学によると、総合研究所は若手研究リーダーの育成、学際新領域学問分野の創成、新事業創出等、山形大学における研究の推進に資するための機関ということだ。
 
現在、日本の大学では、このような若手研究者の育成や学際領域研究等を担う機関が設立されており、代表的なところでは早稲田大学高等研究所京都大学次世代研究者育成センター名古屋大学高等研究院などである。早稲田大学高等研究所によれば、研究分野を限定せずに各分野トップクラスの若手研究者を採用し、各自独立した研究環境で研究を進めるとともに、定例の研究会等を開催し学際研究を促す他、海外から第一線の研究者を招き若手研究者へ刺激を与え研究活動を活性化しているようだ。

また文部科学省においても、若手研究者の育成のために若手研究者が独立して研究を促進できるテニュア・トラック制度の導入を強く進めている。全国の主要な大学で実施しているこの事業(「若手研究者の自立的環境整備促進」)に山形大学も採択され、大学院工学研究科で実施している。今後は、この制度との連携も総合研究所で検討されるのだろうか。

今後の日本社会において、国の根幹を支えるような優秀な研究者を育成することが重要な取り組みであり、山形経済を成長させるためにも若手研究者の学際領域研究における新規事業開発等が期待される。
山形大学総合研究所も冒頭で述べた設立目的(ミッション)が十分機能し、大学における中核的な研究機関として確立し、山形県への社会貢献にも資する機関に成長することも期待したい。

参考URL:山形大学山形新聞

yamagata univ.jpg
※車の中から撮ったので半分切れてしまいました。
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有機ELの新会社設立 [企業・大学]

三菱重工、凸版印刷など大手企業と、山形県有機エレクトロニクス研究所長の城戸淳二山形大学工学部教授が、次世代の照明として期待される有機ELパネルの事業化を目指す新会社「ルミオテック」(社長 重永久夫三菱重工業機械・鉄構事業本部副事業本部長)を共同で米沢市に設立した。

山形県は、世界における有機ELの先端を担っている。城戸淳二教授は、有機ELの白色発光に世界で初めて成功した有機ELの第一人者であり、また山形県天童市に本社を置く東北パイオニア株式会社は、1997年に世界で初めて有機ELディスプレイの量産に成功している。

今後、新たに設立された新会社により有機EL照明が事業化され、販売・流通が開始されることにより、山形県内における有機EL産業の活性化が期待される。また、現在、宮城県を筆頭として東北地方への自動車産業の集積化が進んでいる中、自動車産業との相乗効果も考えられる。照明ばかりではなく、他の製品へ有機ELを積極的に波及させ、山形県が有機EL産業の一大拠点として世界を牽引するようになることを期待したい。

[メモ]
この有機ELの新会社が設立された山形県米沢市において誕生し、世界的な企業となったのが帝人株式会社である。

(主任研究員)Copyright ©Yamagata Research Institute
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