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観客者数増加策①<イベント> [スポーツビジネス]

東北楽天ゴールデンイーグルス(以下、楽天イーグルス)2軍チームの本拠地である山形県野球場は、第1回、第2回時にも述べたように、山形市内から比較的距離があるのと球場の古さから、球場自体に行くことへの魅力が感じられず、観客者数を増加させるためにはソフトであるゲーム、その他イベント等を充実させ地元球団としての愛着を感じるようになることが必要である。また、仮に ”山形楽天ゴールデンイーグルス” と山形が冠として付いたときにどのような効果があるのかは詳細なデータがないために具体的な判断はできないが、ある程度「おらが町の球団」という意識が芽生えるのではないだろうか。しかし、隣県からの観客を考えると難しいところもある。

では、具体的に観客者数の増加策について考えてみたい。ゲームを魅力的なものにすることが第一となるが、そのゲームをより楽しくするイベントも大きな役割を担っている。米国マイナーリーグや独立リーグなどはこのイベント活動も活発で、各回の表裏に大食い競争やスポンサーとなっている地元企業に時間を提供し何らかのイベントを行ってもらうなど、地元の人々と密着したイベント活動を行っている。また、以前に紹介したニューヨーク・ヤンキースの6軍であるスタッテンアイランド・ヤンキースではマイナーリーグにもかかわらずグローバルな展開を始め、日本語サイトの開設や「ジャパニーズ祭り」を開催し松井秀喜選手を始球式に招くなど様々なイベントを行っている。楽天イーグルスでも、国内外のチームを参考に既存のイベントを模倣したり、新規に山形独自のアイデアを出して観客者数を増やすことが求められる。昨年、私が観戦に行ったときには、山形北高校のチアリーダーが出演していたが、このような企画を増やし少しでも地元密着を浸透させることが観客者数の増加につながるものと思われる。例えば考えられるのが、小学生を招いた企画で、試合前の楽天イーグルスの応援歌や県民歌の合唱、ブラスバンドの演奏などが行えれば、それを観戦する両親や祖父母の来場も考えられ、引き続き野球を観戦してその醍醐味を味わえれば次の来場につながるのではないだろうか。小中学生の取り込みは地元密着を進める上で必要不可欠であり、かつて新商品が渋谷の女子高生から街全体にそして全国に波及すると言われたときがあったが、野球の地元密着も小中学生から家族全体に波及し、それが地域全体へと波及するようになれば最も効果的である。地元の人々がなかば主催するようなイベントが毎回の表裏間にあれば球場全体を飽きさせず、野球に親しみがない女性や子供も試合全体を通して楽しめるようになるのではないだろうか。その他にも、サッカー・モンテディオ山形やバレーボール・パイオニアの各選手を招いた始球式等の各種イベントなど山形に所在するスポーツチームの連係を深め互いに活性化し合うこと、また山形県が舞台となっている映画「たそがれ清兵衛」や「スウィングガールズ」などを活用した宣伝・イベントなどを行い観客者数の増加につなげたい。
<イベントアイデア>
・山形名物の大食い競争、ベース走競争、内野ノック練習、学生のイベントコンテスト、…


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