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山形大学総合研究所 [企業・大学]

山形大学は、2008年に配電盤メーカーの株式会社かわでん(南陽市)の旧中央研究所を取得・改装し、山形大学総合研究所を開設した。山形大学によると、総合研究所は若手研究リーダーの育成、学際新領域学問分野の創成、新事業創出等、山形大学における研究の推進に資するための機関ということだ。
 
現在、日本の大学では、このような若手研究者の育成や学際領域研究等を担う機関が設立されており、代表的なところでは早稲田大学高等研究所京都大学次世代研究者育成センター名古屋大学高等研究院などである。早稲田大学高等研究所によれば、研究分野を限定せずに各分野トップクラスの若手研究者を採用し、各自独立した研究環境で研究を進めるとともに、定例の研究会等を開催し学際研究を促す他、海外から第一線の研究者を招き若手研究者へ刺激を与え研究活動を活性化しているようだ。

また文部科学省においても、若手研究者の育成のために若手研究者が独立して研究を促進できるテニュア・トラック制度の導入を強く進めている。全国の主要な大学で実施しているこの事業(「若手研究者の自立的環境整備促進」)に山形大学も採択され、大学院工学研究科で実施している。今後は、この制度との連携も総合研究所で検討されるのだろうか。

今後の日本社会において、国の根幹を支えるような優秀な研究者を育成することが重要な取り組みであり、山形経済を成長させるためにも若手研究者の学際領域研究における新規事業開発等が期待される。
山形大学総合研究所も冒頭で述べた設立目的(ミッション)が十分機能し、大学における中核的な研究機関として確立し、山形県への社会貢献にも資する機関に成長することも期待したい。

参考URL:山形大学山形新聞

yamagata univ.jpg
※車の中から撮ったので半分切れてしまいました。
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