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第20回東京ビジネス・サミット2006 [企業・大学]



東京お台場の国際展示場で11月13日、14日の2日間にわたり全国各地の独自技術、商品をもつ各社が出展する第20回東京ビジネス・サミット2006が開催され、山形県からも株式会社荘銀総合研究所が幹事となり複数の企業が各社独自の技術、商品を出展した。株式会社エムエスデーはバイオディーゼル燃料生成装置、三和油脂株式会社はこめ油・RBセラミックス等、株式会社後藤製麺工場は美味しい山形の麺、株式会社スズデンは低温乾燥室、株式会社多田木工製作所は木製の車椅子、そして株式会社天童木工からはオリジナルの木製インテリアが出展されていた。

私自身も直接訪問し、山形県内企業独自の技術、商品に触れてきた。株式会社天童木工の方からは各商品について説明を受け、また株式会社後藤製麺工場の方からはとても美味しそうなお蕎麦、”ひっぱりうどん”などをいただいた。天童木工のチェアは非常にデザイン性があり、ニューヨーク近代美術館・ルーブル美術館にも認められたものだそうで、その他「NHKの番組プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演された
山形県出身のカーデザイナーの奥山清行氏もデザインに参加した作品も展示されていた。天童木工の技術力は、トヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」の最高車種「LS」に使われている本木目ステアリングを受注したように非常に高いものがある。その他の企業の商品も独自の技術を発揮したものであり、今後の社会や生活に大きな役割を果たす可能性を持つものである。また、後藤製麺の蕎麦は、蕎麦どころ山形の味を失うことのない味であり、”ひっぱりうどん”は山形の懐かしい味を味わえる麺である。今後もこのような機会を活用し、山形県に存する高い技術力そして商品の知名度を全国各地で高めることが必要である。

山形県内にも美術館用の絵画用吊り具会社や北海道の水抜き栓製造販売会社のようなニッチ市場に焦点を当てた、日経ビジネスの連載「小さなトップランナー」に掲載されるような企業が多くある。長野県川上村のようにレタスという一次産業販売で自治体を強化しているところもあるが、やはり上杉鷹山公の時代に一次産品の青苧の販売のみではなく、米沢の織物として加工し付加価値をつけて販売するようになった経緯からも、付加価値こそ豊かにする源である。山形県は、主要産業である農業生産物については、ブランド化による付加価値そして輸出等も念頭においた戦略的な販売も積極的に進めるべきだが、独自技術を持ち付加価値を増大させることができる企業を成長させ県内経済の基盤を強化していく必要がある。今後、当研究所においても山形県の高い技術力や魅力的な商品を紹介していきたい。


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